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植える
2020.10.23
- #コミュニティコンポスト
- #地域循環
1.2 mile community compostでは、環境や循環などについて様々な取り組みを行っている方にお話を聞き、知見を広げコミュニティの価値を向上しています。見聞きしたことをコミュニティで共有することによって、さらなるアイデアの創出につなげています。
実際に使ってみる
LFCコンポストで分解した堆肥が各家庭から集められ、拠点で再度熟成をさせられたあとの出口をどうするか、この部分は都市部でのコンポストをする人、まさにコミュニティにとっても、ことの一つのキーになっています。
コミュニティだからできること、拠点があるから実現すること、そのなかの一つとしてもはや、実際に拠点であるCOMMUNEで植えてみようという声が出てきました。
実はCOMMUNEは緑がいっぱいなのです。大きな鉢に植った木、木製の什器、MIDORI.so、SHOZO COFFEEへつながる細道横の植栽たち。そしてMIDORI.soの屋上ではパーマカルチャーの菜園があります。
1pt2miのコミュニティでも屋上を使えたらーーメンバーの意向により交渉の末、コンポストを置いている拠点横のIKI-BAの屋上を条件付きで使わせていただけることになりました。(現在固く関係者以外の立ち入りをご遠慮いただいています)
それならやってみよう、ということで都合のついた数名でトライしてみることに。まずは土を作るところから。まずは、ということで自分たちの知恵を結集しチャレンジです。
この日は大きく3つのチームに分業しました。
①測量チーム
②サトウキビストローを切るチーム
③土を作るチーム
①測量チームー広さを把握する
今回屋上を利用するにあたって、柵に不安要素を抱えた状態でした。これを解決するために、柵の手前にプランターを並べることでそもそも柵に近づく危険性を減らすことにしました。
したがって、全辺にプランターを敷き詰めることが当面の目標となり、その寸法を測りましょうという流れです。
しっかり安全性を確認し柵には触らないことを徹底し、測量が開始されました。
寸法を把握する
測ってみて分かったことは、結構な数のプランターが必要だということ。簡単に図面に起こしてみると、屋上をぐるっと囲むとすると、、60cmのプランターなら30個、80cmなら22〜23個必要になることが分かった。
ひとまずは、階段を上がってすぐ左手前の辺をコンプリートすることに決定し、それをどのように集めようかということも話し合います。
プランターを集める
①まずはコミュニティ内に声をかける
②Zero Waste JapanというFacebookグループに呼びかけ、近所でお譲りいただけないか聞いてみる
③ジモティーを使う
プランターを前提にせず、お風呂の椅子など、なにかしら器になりそうなものを「プランター」として活用するのも面白いかもね、とジモティーもノミネートです!
②サトウキビストローを切るチームー鉢底石をつくる
そのころ地上では、新しい実験が始まろうとしていました。サトウキビストロー が鉢底石かわりに使えないか、ということです。屋上で使うことになるので、石よりも軽量化できるのが最大のポイントでしょう。
サトウキビストロー の特徴
・軽い
・筒状なので通気性や水捌けが良い
・天然成分なので無害
・大きさも自由にカットできる
ざっとこのような特徴があります。4Natureは使用済みのサトウキビストローを「NOAH」というアプリで、都内一部店舗を対象に実験的に回収を行おこなっています。その回収拠点がCOMMUNEでもあるので、そのフローをうまく活用することもできるのです。
カットする
作業は簡単。使用済みなので気になる際は手袋をし、ひと掴みのストローをハサミでカットし、4等分に。これが軽石(鉢底石)の代わりに。このカット大は自由自在なので、その時々に植物にあわせて、調節することも可能。少し気をつけることは、切るときに、ピンン!と飛んでいくので袋の中でやったほうがいいということくらい。
③土を作るチームー土を作り、種をまく
そして、肝心な土です。今回は、できた堆肥をふるいにかけて細かくしてから、赤玉土と混ぜることにしました。
「ふるい」にかける
分解できていない大きいものを取り除くというより、念のため、使った際に虫が寄ってこないよう水っぽくて分解し切っていないものを取り除くため。
ふるいにかけている間、アボカドの種や卵の殻、とうもろこしの芯を発見。とうもろこしは手で簡単に崩れるほど分解されていた。地道な作業だが「こんなにちゃんと分解されるんだ」「改めて、捨てなくてよかった」と浸れる贅沢な時間かもしれない。そして、ふるいにかけた堆肥はふわふわ。見ると触らずにはいられない。
赤玉土3:堆肥1の割合で混ぜる
レジャーシートに赤玉土(今回は14L)を広げ、赤玉土の1/3の量の堆肥を混ぜる。スコップもあったが、この日はあえて手で。自分たちで作った堆肥は愛おしく、手が汚れるのなんて不思議とどうでもよくなった。
植木鉢にいれる
あらかじめ切ったストローを鉢底石がわりに1〜2割程度(今回は3〜4cmほどの高さになった)まで入れる。その後、混ぜた土を植木鉢の容量の6〜7割入れる。(水やりをした際に土が溢れるのを防ぐため、ギリギリまでは入れない)14Lの赤玉土は今回ルッコラを植えた鉢だけで使い切り、堆肥の方はというとまだまだ盛り盛り。これから沢山植えられそう(わくわく)。
植える
少し重いので鉢を屋上に移動させてから水やりをし、心を込めて種をまく。
そうして、この日はルッコラを植えることができたのでした。
これから
今回種が植わり、野菜を育てていくことになりました。このお世話もコミュニティ内で分担していき、年始あたりで食せるようになると、小さくでも食の循環を感じることができるので、とても楽しみです。
また、コミュニティ内で有機的に分担が生まれ、知恵を結集していくことで、この都市部での土を介した活動にも、コミュニティがあることの意味が出てくるのではないだろうか。
1.2 mile community compostの様子はInstagramでも発信しています。
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今後、拠点を拡大予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
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