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Omotesando 01 メンバーの顔ぶれ|1pt2mi
2020.11.03
- #コミュニティコンポスト
- #地域循環
- #表参道
- #顔ぶれ
新たに2020年8月1日から、表参道で始まったコミュニティコンポスト『1.2 mile community compost』では、家庭の生ごみを堆肥化し、それを持ち寄って一つのコンポストで共同で熟成をさせる取り組みをしています。1.2マイルを合言葉に、人と人、人と自然のつながりを再認識できるような、そんなコミュニティを目指しています。また、メンバーのプロフェッショナルをコラボレーションしたり、そんな取り組みもしていければと思っています。
この記事では、このコミュニティには一体どんなメンバーがいるのか、リレーという形でご紹介してまいります。
少し前まで会社員、今は家庭のことを日々やっています。日常にあるのは、ヨガと、ベランダ菜園、時間をかけて美味しくなる食べ物を作ることです。ぬか床や、季節物だと夏は、梅干し、紫蘇ジュース、三升漬け、ゆず胡椒などを仕込みました。
コンポストは今年の2月から始めています。きっかけは、ヨガインストラクター宮脇紫穂さんがエコアンバサダーとしてInstagramで紹介されたのを見たことです。『共感している点は、一番は循環というキーワード』というのは彼女の言葉。ヨガで呼吸を通じて、自分の体内に循環を作りながら、私も、その循環をより外へ繋がり広げることをしたいと思っていました。その1つの方法としてコンポストはぴったりと当てはまりました。
また元々、植物や虫と戯れることが好きで、突き詰めたがりな性格からか、堆肥をふるいにかけて観察したり、分解に関わる好気性菌(納豆菌など)や嫌気性菌(乳酸菌など)と菌の活動温度などを調べて、投入の様子を記録したりと、日々、実験をしています。去年から、腸活に取り組んでいるのですが、コンポストの中の世界は、まるで人間の腸内環境のようだとも感じています。
1pt2miに参加する理由
LFCコンポストを我が家に迎えて、家族にある変化が、自然に起こりました。
コンポストのスタートは、生ゴミをディスポーザーにいれていたのものを、ガラスの蓋付瓶に溜めるからはじまりました。正直、最初は”手間”でした。でも「まずは続けよう!」とやっていたら、生ゴミが格段に減った嬉しい体験ができ、3週間もしたら習慣となりました。
すると、ちゃんと食べようと生ゴミになる量も減ったり、「プラも多いよね、ペットボトルもだな」とその周囲にも目がいき。今や、マイマグ・マイストローを持ち歩く生活になっています。
こんな変化が我が家で起こったのですが、他の家庭ではコンポストを通してどんな変化があるのだろうか。「こんなことが起きたよ!」「これいいかも」と話ができる人たちがいる場所に行ってみたい。それぞれの体験や持つ知恵を共有したら、よりよい環境や社会に近づく1歩が踏み出せるかもしれない。そんな思いがあり、コミュニティに参加することにしました。
1pt2miで実現したいこと
応募の際に書いたことは、「コンポストでできた堆肥の行き場を、一人の考えではなく、コミュニティという中で答えを見つけたい」という事でした。ですが、それは今考えると「実現したい」ではなく、「困りごとを解決したい」であったのではないかと、参加して約2ヶ月経ち、実現して嬉しかった事をリストにしてみて、思っています。
・コンポストという共通点で集まった多彩な皆さんの声が聞けた
・ただすれ違うだけの街だったのに「あ!」と声をかける人が出来た
・一人では「ん… 」となってしまうコンポストでのお困りごとも皆と話したらうまく向き合えた
・これあるよ?いる!という声がけも行われている
今や、もし、誰か風邪ひいたよと聞いたら「え?りんご持って行こうか!」と言いたいくらい(笑)で、江戸の日常にあった”井戸端会議”ならぬ、”コンポスト端トーク”が、コミュニティで行われているんですね。
ここに書いたように、そのコンポスト端トークを通じて、みんなと「コミュニティの堆肥で、野菜やハーブを育てて一緒に食べたい」というのが、今の私の実現したいこと。困ったからではなくやりたいから始まる、食の循環の実現です。
また、食糧の大半が”消費”される都会。その特徴は、人もいて、経済もあり、文化もあるということ。コミュニティの堆肥で何か食べたいの先には、都会の1つでもある表参道という土地が、どんな特徴の人や経済や文化があるのかを知り、ここでできる食の循環の1つの”形”を仲間と”生み出して”みたいとも、密かに企んでいます。
100年後に残したいもの
少し話がそれるのですが、私はヨガインストラクターとしての顔も持っています。街にも沢山のフィットネス施設がありますし、体を動かすことが心身ともに健康に寄与すると信じています。そしてその”運動”ですが、予防医学の観点から「運動は健康に良いらしい」と分かったのは、実はつい100年前ほど前だそうです。
”コンポスト”という言葉を一般の私たちがよく目にするようになったのはここ数年。コンポストを始めたという声に、興味を持って質問してくれる方や、実際に「始めたよ!」と教えてくれた友人が、日本にもアメリカにもいます。
知る人が増えると、学びが生まれ。
学びを実践する人が増えると、業(わざ)になり。
業が続くと、文化になる。
スタートは「素敵」でも「美味しい」でもいいので、コンポストが一過性のものではなくて文化として生活に根付くこと。まさに取り組む今の私たちの行動が、その後の心地よい未来の文化に寄与すると信じて、続けていきたいと思っています。
1.2 mile community compostの様子はInstagramでも発信しています。
@1pt2mi_community_compost ぜひフォローください。
今後、拠点を拡大予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
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